外耳道炎で耳鳴りだけ?生命が危険なことも
外耳道炎が耳鳴りの原因になることがあるの?耳鳴りだけじゃなく生命が危険なこともある外耳道炎なんてあるの?意外に楽観視している外耳道炎のちょっと怖い部分をご紹介。
耳鳴りの原因が外耳道炎なんて
外耳道炎とは指や耳掻きなどで耳の外耳道にキズをつけてしまい、そこに細菌が感染し炎症を起こす病気です。外耳道炎には大きく分けて急性外耳道炎と慢性外耳道炎があり、たいていは痛みを伴う急性外耳道炎のケースです。耳の中は(耳垢も含めて)弱酸性なのですが、水が入ることで中性になり細菌の活動を助長することとなり、特に海やプールなどで不衛生な水が入ると、より細菌の活動を助長することになりますので、外耳道炎になりやすくなります。
急性と慢性の外耳道炎
急性外耳道炎の症状は痛みとかゆみですが、外耳道の炎症部分が腫れることで耳が詰まった感覚や異物感と共に耳鳴りを起こすことがあります。なお慢性外耳道炎の殆どは急性外耳道炎の治療を完治する以前に途中で怠ったケースが殆どなのですが、アレルギー体質や糖尿病、免疫機能低下によって起こるときもあります。
生命が危険な悪性外耳道炎
外耳道炎の中には外耳道真菌症のように外耳道の骨の部分に発症する場合もあります。特に糖尿病は外耳道炎になりやすいといわれています。耳鳴りよりも怖い病気が悪性外耳炎と呼ばれているもので、先の外耳道真菌症と似ていますが、糖尿病の高齢者や免疫力が低下しているとき、またはガンのように免疫力が低下する病気を持っている場合は緑膿菌の外耳道炎を発症する可能性が高いようです。この緑膿菌の外耳道炎は頭の骨まで炎症を起こしてしまい髄膜炎などを併発すると言われて、生命に危険な外耳道炎といわれています。
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