耳鳴り、めまい、難聴のとき、何科へ行けばいいの?
耳鳴り、めまい、難聴などが発症したときに病院の何科へいけばいいの?耳鳴り、めまい、難聴だけでなく、その他の症状が伴った場合、最初に行くべき診療科とは?緊急を要する場合とは?
脳神経外科のケース
耳鳴り、めまい、難聴があっても頭痛、視力障害、手足のしびれや麻痺、言葉がでない、意識障害などが症状がある場合は脳神経外科ですが、脳梗塞や脳出血のおそれがあり、生命の安否と後遺症の有無に関りますので早期診断と治療が必須です。明日病院へ行こうなどとのんきなこと言っている暇はありません。本人に意識があれば自力で病院へいけるでしょうが、意識を失うことも多いので一般的には救急車を呼ぶことが多いでしょう。
耳鼻咽喉科のケース
頭痛や視力障害、意識障害、手足のしびれなどがなく耳鳴り、めまい、難聴が主な症状の場合は原則として耳鼻咽喉科です。耳鳴り、めまい、難聴が起こった場合は嘔吐や吐き気なども伴うので内科を訪ねる方が多いですが、確かに間違いではありません。しかしながら、耳鳴りやめまい、難聴はたいてい耳の病気で起こります。よって耳の病気については、その専門の耳鼻咽喉科が適しているのです。もし近くに耳鼻咽喉科が無い場合にはとりあえず内科へいきましょう。耳鳴り、めまい、難聴があまりたいしたことなく、嘔吐や吐き気が強い場合は耳鼻咽喉科では原因が特定できないこともありますが、耳の病気であれば耳鼻咽喉科のほうが早期発見と共に早期治療ができます。耳鼻咽喉科で検査や診察を受け、耳に異常が無いことが分かれば、または耳以外の場所に異常がある可能性があれば、それに適した診療科、例えば脳神経外科や内科、心療内科などの受診を勧められるはず
脳神経外科、耳鼻咽喉科以外のケース
もし持病がある場合で掛かりつけの医師がいらっしゃるのであれば、その方がいいかもしれません。耳鼻咽喉科など専門の診療科の受診が必要であれば、掛かりつけの医者からアドバイスを受けることでしょう。なお、大きな病院では、めまいや耳鳴り、難聴などを専門にした耳鼻咽喉科以外の診療科としてめまい外来、平衡神経科、神経耳科がありますが、全国的にはまだ一般化されていないと思います。もしお近くにめまい外来、平衡神経科、神経耳科などがあり、病状に適しているならば、耳鼻咽喉科ではなくそちらを受診されてもいいかと思います。
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